タムロン 70-200mm f/2.8 Model A009 の前玉分解に挑戦。
初心者向けの記事が見つけられなかったので、画像を多めに掲載してみます。
レンズのカビを除去したい
きっかけはフリマで手にいれたカビありレンズです。
出品時の画像では「そこまでひどいカビではなさそう」と感じ、私の手におえなければタムロンにメンテンスをお願いするつもりで購入。
到着したレンズは「結構なカビ」でした・・・
前玉は菌糸がビッシリ!
後玉は大丈夫そう
これは分解が必要だと感じ「タムロン A009 前玉の分解」を調べてみましたが、皆さん経験値が高いのか簡易的な内容ばかりで初心者の私が挑むには少し情報不足です。
そこで、人柱となるべく挑戦しながら詳細を掲載していくことにしました。
必要な工具は?
精密ドライバーが必要であることは想像できていました。
自宅の工具はプラスとマイナスの精密ドライバーのみ。
ところがTAMRONの70-200mmでは、6角形の星形をした「トルクス」などと呼ばれる形状のビスが用いられています。
TAMRON A009N
ビス頭を拡大
このような工具は持ち合わせていないため、翌日ホームセンターまででかけて購入してきました。
¥1,100-税込みの精密ドライバーセット
最初に使用したのはT4というサイズです。
工具を使ってビスを取り外していきます
同じサイズ×3本のビスを取り外しました
前方にスライドさせてカバーを外します
カバーが外れました
これだけでは未だレンズを外すことは出来ません。
前玉を取り外す
前方外側のカバーが外れたら、前側にあるビスを抜いていきます。
その前にゴムリングを外します
かなり薄く柔らかいので、脱着は非常に簡単です。
シルバーのビスが3本現れます
ここはプラスドライバーを用いて取り外すようです。
プラスドライバー サイズ0を使用
このあとのビスは全てこのサイズで対応できました。
3本のビス
色はシルバーなので、最初のビスと色分けされているのでしょうか。
混同しにくいのでありがたいですね。
前玉が外れました
ここまでで、ようやく前玉が取り外されました。
菌糸がビッシリ!
まさかとは思いましたが、ここまで繁殖しているとは思いませんでした。
自身で入手したレンズの中では最もひどいカビの発生です。
さて、無事に「無水エタノール」で除去できるのでしょうか??