2020/10/3 surfing

surfing 恋が浦マリンスポーツ

2020年10月3日 快晴

気温も高く心地よい秋晴れの中、surfing&撮影を楽しんできました。

アルバムを見る 2020/10/03 surfing撮影 Nikon D500+Tamron 70-200mm f/2.8

(この日は35mm換算300mm程度のレンズを使用し、画像の中央部分をトリミングしてアルバムに掲載しています。)

 

このように、海では撮影場所からサーファーのいる位置までの距離が遠く、撮影には望遠レンズが必要になってきます。

サーフィンや運動会など遠くで動く被写体を撮影するには、どのカメラやレンズを選べばよいか?について考えてみました。

ファインダー付きのカメラがおすすめの理由

デジタルカメラ(デジタル一眼カメラ)には多くの機種が存在しているため、はじめにどれを選べば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか?

屋外でスマホの画面が見えずらい経験をされたかたも多いと思います。

ミラーレス一眼カメラの場合、ファインダーがなく背面の液晶画面に映った画像を確認しながら撮影する機種が多いのですが、液晶画面はスマホ同様、屋外の晴天時に視認性が悪いのが難点です。

晴れた屋外でスポーツなどを撮影する際には、ファインダーがついた機種を選ぶとよいでしょう。

また、ファインダー付きであってもミラーレス一眼カメラの場合、一部の高額な機種を除くと「シャッターを押した時の時間差(レリ-ズラグ)」があることから、被写体を見失うことがあります。

シャッターを押す⇒ファインダーの画像が一瞬見えなくなる⇒その間にも被写体は動き続けているため画面の中央付近に被写体をとらえることが難しくなります。

その点、一眼レフでは時間差がないため高い確率で被写体をとらえ続けることが可能となります。

握った感触なども好みが分かれますので、実際に店舗で触れられて、試し撮りしてみることをお勧めします。

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 ボディのセンサーサイズ=APS-Cがおすすめ

では、どの機種を選べばよいのでしょう?

予算が数十万円~100万円以上あるかたは、最新の最高位モデルがオススメです。

しかし、初めて購入されるのであれば、あまり多くの予算をかけられない場合も多いと想定し、自動車同様「中古」という選択も含めて考えてみました。

そして、あくまでも私の個人的な経験により、予算を優先・望遠効果から「APS-Cセンサー」を搭載した一眼レフの初級機~中級機オススメします。

一般的なカメラの本体(ボディ)は、センサーサイズでおおよそ3種類にわかれます。

センサーサイズ比較図

センサーサイズ比較図

 

センサーサイズ比較図

センサーサイズごとの写りを比較

 

大きさの比較は上の図のとおりですが、それぞれのセンサーにはどのような特徴があるのでしょう。

センサーサイズごとの特徴

まず「フルサイズ」ですが、大きなセンサーを搭載しトリミング耐性が高い傾向があります。

また暗い場所での撮影に強く、大きなボケが得やすいのも特徴です。

レンズに表示された焦点距離(50mmなど)がそのままの大きさで写り、ボディやレンズが大型になりやすい傾向があります。

また、金額は高額になりがちです。

つぎに「APS-C」ですが、フルサイズより小さめのセンサーが搭載されています。

センサーが小さいことで50mmのレンズが75mm程度に写る(1.5~1.6倍ほどの望遠効果が得られる)という特徴があります。

そのため、70-300mmというレンズの場合、105~450mm相当の焦点距離で撮影することになります。

これが、運動会やサーフィンなど被写体までの距離が遠いケースでの撮影するときにオススメしたい理由です。

また、初級~中級機に採用されることが多く、中古の流通量も多いため比較的安価で入手できます。

最後に「マイクロフォーサーズ」ですが、フルサイズの半分の大きさのセンサーを搭載しています。

そのため、50mmのレンズで100mm相当の焦点距離となり、望遠効果は2倍となります。

ボディ+レンズで非常に小型・軽量な組み合わせが可能となり、持ち歩くには魅力あるシステムです。

このように遠くを撮るには適しているのですが、ミラーレスしか選択肢がないため、中級機以下では動く被写体を撮影することは苦手です。

よって、2020年現在、ファインダーから見える画像のタイムラグが少ない機種はかなり高額になっています。

これをふまえ、具体的な機種をピックアップしてみました。

CANON

EOS KISS X5(APS-C)・・・バリアングルモニター搭載モデル。

EOS 7D(APS-C)・・・7コマ/秒と連写性能が高くお手頃価格で手に入りやすい。

イオスキス・シリーズでは、X5以降のモデルがオススメです。

EOSの場合、60D・70D、8000D・9000Dなど多くの中級機種がありますが、7Dは動きものに強く中古市場でも安価に入手できるためオススメです。

キャノンのAPS-Cセンサー搭載モデルでは、レンズはフルサイズ対応EFレンズに加え、小型軽量となったEF-Sレンズが使えます。

肌色が綺麗に映ると評判のキャノン。

操作もわかりやすいモデルが多いように感じます。

NIKON

D5300(APS-C)・・・バリアングルモニター搭載。

D7100(APS-C)・・・1.3倍クロップという機能があり、中古市場で金額が低くなっている。

D7100の後継機種でD7200というモデルがありますが、予算が許せばD7200をオススメします。

ニコンの最新レンズにAF-Pというシリーズがあり、オートフォーカスの速さや正確さの評価が非常に高いレンズなのですが、中古市場で比較的安価に入手できます。

私も所有しており、その使いやすさは価格以上のものを感じていますので、最初の望遠レンズにはAF-P DX70-300m をおすすめします。

番外編 パナソニック

レンズ交換式ではありませんが、コストパフォーマンスに優れた「コンデジ」という選択肢もあります。

過去に所有していた経験からオススメなのはPanasonicのミラーレス ネオ一眼 LUMIX DMC FZ1000です。

ライカレンズと1型センサーの組み合わせで、暗い場所から遠いことろまでしっかり撮影できてしまう高級コンデジです。

焦点距離は25mm~400mm相当をカバーし、画質劣化の少ない超解像iAズームを用いれば800mm相当まで被写体を引き寄せることができます。

画質にこだわれば候補からは外れてしまいますが、コレ1台でじゅうぶんな性能を持っているカメラです。

ボディサイズは中級一眼レフ機と変わらないほどやや大柄ですが、850gほどと軽量なため持ち出すのも苦にならない名機として知られています。

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レンズはセットがオススメ?

話は戻って、一眼レフのレンズ選ぶ基準について考えてみました。

数あるレンズの中から1~2本を選ぶのはなかなか骨の折れることではありますが、撮影の目的を絞り込めばどのレンズが適しているかを判断できます。

例えば、サーフィンやバイクのレースを撮影したい場合、遠くを撮る+動きの速いものを撮るという条件にあったものが必要になります。

このとき被写体は動き続けているため、ピントが合う速さにも注意して選んでください。

動く被写体を撮影するには、ピントが素早く合うこと=満足いく写真を残すことにつながります。

また、薄暗い室内でテーブルの上の料理を撮るなら、レンズに求められる性能が異なるため別の選択をすることになります。

このように、ひとつのカメラ本体(ボディ)で、シチュエーションに適したレンズに交換しながら撮影を楽しめるのもレンズ交換式カメラの魅力です。

家電量販店などの店頭に並んでいる「ダブルズーム・セット」は、近くから遠くまで撮影が可能なレンズ2本を組み合わせてあります。

ニコンを例に挙げると、18-55mm70-300mmというレンズをセットにしてありますが、ほとんどの場合この2本で撮れてしまいます。

お手頃に入手できるのであればセットで購入しても良いでしょう。

ボディとレンズを別々に入手するのであれば、16mm~300mm(APS-C装着時=約24mm~450m)まで1本で担う高倍率ズームレンズという選択もあります。

これは便利ズームと呼ばれるもので、画質にこだわらなければよい選択かもしれません。

最後に

レンズには明るさを示す数値が表示されています。

それはF値というもので、数字の小さいほうが光をたくさん取り込める良いレンズとされています。

晴天の屋外では最初はそれほどに気にする必要はありませんが、夜間や屋内などではレンズ選びの重要なポイントになってきます。

また、カメラボディにも様々な設定が出来るようになっています。

ISO感度やシャッタースピード、絞り値などを自分で設定できたり、あらかじめ撮影するシーンに適した設定(スポーツモード・ポートレートモードなど)をカメラに登録してあったりします。

私は趣味の範囲でカメラと接しているので、プロフェッショナルな方々の厳しい目線とは異なる感覚ですが、まずは所有しているカメラをもって写真を撮りに行き、目指す方向(望遠性能・暗所性能・画質など)が変わったときに機材の買い替えを検討するという方法をとってきました。

結果的に、フリマアプリなども活用し約1年をかけて出来る限り低予算で自分の使用目的に合致した機材がそろってきました。

最近は自分が波に乗るよりも、波に乗っている人を撮影することのほうが楽しくなってきつつあります・・・

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